7月31日の日記

2006年7月31日
>ドイツGP
地味にマッサが凄すぎ。
コンストラクターも三位で文句なしのトップドライバーなんだからいい加減インタビューをカットしないでやれよと思う。
あとSA06はミッドランド相当のようなので驚異的ですね。

7月30日の日記

2006年7月30日
引用は全然構わないんだが都合の良い部分引用をせずに引用元を明記するか全文引用をしてもらいたいものである

7月29日の日記

2006年7月29日
ツクールの林を見ていてなんか違うなって思うのは所詮技術的な観点でしかみていないというかもっとこうエモーショナルな観点で話をしてはどうだろうかという事でその点エンターブレインがやってるツクール作品紹介のやつはすごく良くできてると思う。
何より思うのは「●●は面白い。なぜなら△△だからである」という展開で、まるで理系の論文だ。なぜなら面白さに明確な答えがありそれを解説しているだけのように思えるからである。「●●は面白い。そして私はこう思った」とした上で、自らの意見に対して「なぜなら」とすべきではなかろうか。
技術的にはオープニングはこうあるべきとか色々言えるんだろうけど、そんなものは言うだけ無駄である。「講座本」を見て一流になれる人などほとんどいないように、事象に対する解決策を示しても、事象の発生への解決にはならないのである。
そうした意味では「本を読め、映画を見ろ、芸術作品に触れろ(そして楽しめ)」という指摘はまっとうであるどころか当たり前、常識の範疇である。これにピクリと来るやつはすなわち創作を知らずに創作をしている馬鹿者である。叩かれたり、コピペ感想文があちこちに大量に貼られたりするのは当然です。
但し、15分でやめたとするのはいささか疑問が残る。
「ツクールの林」の存在意義は知らないが、レビューという物はただの評価ではなく、「楽しみ方」を示す物であって欲しい。「カップラーメンにお湯を注いで起動すればちょうど耐え難くなって終了した頃にできあがる」などといったその作品を使って楽しむ方法を提示すべきではなかったか。また、作品は作者の手によって生み出された完成形である。「●●はこうすればよかった」と言う感想はあり得ない。そうした改善策があるにもかかわらず、そのように作られているのだという点に留意すべきである。従って、「こうすればよかったにも関わらずなぜ●●しているのか」とし、作者の表現している内容(これは必ずしも作者の主義主張とは一致しない)を味わうべきである。どんな馬鹿作者の作品でも、作品に対しての作者は神である事を忘れてはならない。
ところで彰秀氏の代表作として、俺のページには「えっふぇる☆学園」というものがある。正直俺はオープニングでギブアップできる自信があるが、もう4年近く前の、それも練習作品と銘打たれた予防線張りまくりの素晴らしい作品なのでそこは差し引いて頂いた上で皆様も奮ってレビューして頂きたい。もちろん今までに上げた理想的なレビューの要素を取り入れた、「ツクールの林」などを歯牙にも掛けない良質レビューを期待するものである。

7月22日の日記

2006年7月22日
カフカの変身ネタなのかなあ。
小難しい事は言わないけど天才が趣味で好き勝手に作ったらとんでもないものが出来るって言う映画だったハウル。

なんか哲学とかで物を語るのはもののけ姫で引退したっぽくて、今は理屈抜きで楽しい物を作っているように感じる。
好き嫌いはともかくとして、この作品の楽しみ方が全く分からないという人は頭が固くなっていてエンターテイメントの本質を見失っているのかもしれません。
例えば分からないところは受け手が勝手に想像していいんだ、とか。
あとはハウルの幼少期の謎解きから逆算してみると壮絶な伏線マジックが展開されてるのがポイント。終わってから考えるとこれだけのための話だったのかと思える。

ゲド戦記はあらゆるカットがどこかで見たようなパヤオ演出なのが逆に凄い。
どんなに若手が現れていても奴らは先人の道をたどるだけで、年寄り達の方がむしろ新しい物を生み出しているという変な時代です。

7月19日の日記

2006年7月19日
グレイヒムロックすげえ

7月18日の日記

2006年7月18日
最近新作が出ないとかの関係でツクールを始める人が減ったという話を書いたかどうかは忘れたけど、それに伴って良かれ悪かれツクールという製品に固執する奴らばかりが残っちゃってそれで気持ち悪いほどツクールを嫌悪するような人達が増えてるんだと思うよ。悪い意味で純度が高まっちゃったみたいな。

なぜかおとぎ銃士赤ずきんを毎週見てしまっているのだが、女児向けなのか?これは。
気弱な主人公、ハーレム展開、やたらとマニアックなギャグに結構凝ってるアクション、変な口癖、どれをとっても大きい男児向けとしか思えない。
そういえばCMも玩具とか全然無いし(きらりんレボリューションて)、子供向けじゃ無いっぽいなあ。
主題歌がノスタルジックラブみたいでかっこいいからつい見ちゃうんだけど(PVはきもい)なんかこうアニメは子供のものだと思うんだけどなあ。しかも朝から。
大人向けと子供向けを両立してた星のカービィとかは凄かったと思う。
うんやっぱりどう見てもアニメばっかり見てる人の文章じゃないか。
アニメ好きだしオタクなのは確かだが全然見てないので詳しくないぞ。

7月17日の日記

2006年7月17日
>F1
GAKKARIDAZE
今まで気づかんかったがミッドランドのマシンは相当くそなのか
ドイツからアグリ以下になりかねないのでは

7月15日の日記

2006年7月15日
(前から思ってたけど)ウマイとかヘタっていうのはなんか違う気がしてきた。
ヘタでも感動するときはあるしウマくてもしらけるときもある。
だから「うまい」作家じゃなくて「心に残る」作家になりたいと思った事もありました。

作品批評系の掲示板とかでよく見かけるんだけど
周囲からすごいほめられてるのによく見ると皆技術ばかり見て誰一人作品の評価をしていないという
作家の集まるコミュニティはこれが足を引っ張っていると思う

最近いまさらミンサガの曲を聴いたが、なにやら良くないという噂を聞いていたが確かにロマサガのくささがなくなってる。
あれだけ有名なガラハドカットのくだりからしてもくさい要素を意図的に外してるように感じた。
しかしどの曲も全然違う曲になってるのにちゃんと同じ曲だと分かるところとかすごい。
その中で四天王バトルだけはなぜかほぼノーアレンジなのが笑える。
アレンジの仕方一つ変わるだけでまた違った形で心が沸き踊るぜ
くささが抜けた、とはいってもこれだけクオリティ高めた上でのノージャンルっぷりとかは違う意味でくさくなってておもしろい。
やっぱり音楽を聴くだけでドキドキわくわくできるというのはよい。

あと関戸さんが一人で黒魔導師やってるのが笑った
そういえばこの人のアレンジしたFF1〜2の曲は(ほとんど別曲で)最高なので13とかもう全曲担当したらいいのに
無理ならせめてアレンジ担当で(ディストーションギターは禁止)

7月12日の日記

2006年7月12日
今回取り上げる作品は、かつてテックWin連載用として制作された物の、その内容の衝撃度から社会的政治的な影響に配慮して公開を見合わせられ、
しかしこの作品の及ぼした影響は計り知れず、ついにはテックWinを廃刊にまで追い込んでしまったという曰く付きの作品「D.D.D」である。
アマチュアの一創作にもかかわらずこれほどの影響力を持つ作品は、一般公開されておらず、現在は特殊なルートを通じてのみ入手が可能である。

ストーリーは突然のリラクゼーション画像から始まり、トランス風の演出でオープニングが進む。
やがて、流れる「ザナルカンドにて」の調べに乗ってその壮大なストーリーが語られる。
この一連の演出にかけては他のツクール作品の追随を許さないほどの出来である。
台詞を読む間もなく消す事でサブリミナル効果を狙っている点も見事である。

オープニングが終わるとストーリーは一転してコミカル調に。
背景の上にマップ画面が乗っかっている構図が新鮮(結構やってる人いるけど)
主人公らしき女がやたらと広い豪邸の食卓で朝食を摂る場面となる。
1マスを約1mとして計算すれば、この食卓だけでも軽く10メートルはある巨大な代物である。
キッチンに至ってはちょっとしたキッチンスタジアム。アレキュイジーヌ。
彼女らの豪勢な暮らしぶりが伺える。
なおインターフェースはいまひとつの出来。

よくわからんうちに話は進み、ウェイバーなるキャラクターが登場する。
味覇(ウェイパア)なる中華スープがあるが、おそらくこのキャラクターの名前から付けられた商品であろう。
そして、ライバルキャラとなるであろう謎の強そうなキャラクターが登場する。

その後、ようやくマップ移動画面に入ったと思いきや、突然光に包まれて話は平安編に。
平安の世ではクガイという兵器を持つ二つの部族がおり、これがなにやら戦うようだ。
色々あったあと、主人公の男とヒロインは戦いに嫌気を感じ、二人で駆け落ちをする。そして時は流れていく…。

現世に戻り、なぜか探偵物語が始まる。新米刑事の藤島は殺人犯に狙われた女性やストーカーに狙われる同僚などを次々と助けていくが、
そんな中同僚のキャリア刑事が犯人に刺され重体となる。
湾岸署総出で手がかりを探す中、藤島は一つの手がかりを見つける。それは一枚のクガイの写真だった。

話は戻って豪邸に住む女の元に一人の男が現れる。
男はキッチンスタジアムの食材を食い尽くし、女は人一人養う余裕は無いという。
そもそもこの女の家族は借金を抱えているらしいが、その豪邸を売れば即座に返せるのではないだろうか。
現れた男もその点を疑問に思う。

そして冒険の旅の始まりだ!というところで一話終了。
はっきりいってセラブル並みに冗長といえば冗長なんだが、演出面でキャラがばりばり動いたり挿絵がボンボン入ったりしてすごく楽しく読める。
俺が知っている中では最も演出面に優れたツクール作品であるように思う。
連続する文章表示の合間で少しずつ全く別のピクチャーが変化していったりなんかは映画でよくある「背景が演技している」アレそのものだしいろいろと目から鱗が落ちた。
RPGなのかADVなのかいまひとつよくわからない作品ではあるが、基本的にADVなのでADV作家の方もこの画像面でのテンポ演出のうまさは見習って欲しい(といっても入手できないが)
そりゃテックWinも廃刊になる勢いでした。
皆さんはIRCチャンネル「#ツクール」を知っているでしょうか。
あの大手ツクール系コミュニティサイトの管理人さんや、大手ツクール系ニュースの管理人さんなどの超大物が集まる素敵なチャンネルです。
もちろん作者さんも大物ばかりで、ツクール最高峰アクションのあの作者さんや三分ゲーでおなじみのあの作者さん達など、コンパク受賞者はなぜかほとんどいないのがアレですがそれに匹敵するほどに名を挙げた人たちが集まっています。

#ツクールは元々ツクールの森に設置されていたチャットの後継として、GUSTやG-Eなどの作品やツクールの林といった情報サイト展開でも知られる風見鳥さんと俺を創立スタッフとして開始されたチャンネルです。
遡れば元々ツクールの森チャットの前身となったIRCチャンネルが存在し、そちらには当時大人気だったコンパク常連さんが集まっていたりしており、その流れを引き継ぐ形で運営されています。
現在では「ツクール」という枠組みを超えた「創作」全般を対象としたチャンネルとなっており、(それがコンパク受賞者がほとんどいない点と関連しているのですが)各分野のスペシャリストが名を連ねています。

そのようなチャンネル「#ツクール」ですが、大物の常連が多いからといって毎日盛り上がっているかと言えばそうでもありません。
やはり同じメンバーで話していれば新鮮味も薄れていく物で、IRCはその導入の面倒さから新参者もたまにしか現れません。
そこで、今回のチャンネル紹介と相成ったわけです。
グダグダなメンバーを眺めに来るもよし、大物達とのコネを作るために来るもよし、友達がいないのでネットに友達を求めてもよし、通って損のないチャンネルであることは実績が証明しています。
特に今はだれてるので話題があれば乗ってくれる機会も多く、貴重な話を聞く事ができるチャンスでもあります。
是非この機会にIRCと「#ツクール」をよろしくお願いします。
この文章はツクールヤクザに無理矢理書かされました。

7月4日の日記

2006年7月4日
そういうもので心を支えてる人はだめです

7月3日の日記

2006年7月3日
好きなドライバーの千載一遇の大チャンスを日本人ドライバーのミスで潰されたときに、日本のメディアが日本人に同情的に報道するのはほんとにどうかと思う。
スーパーアグリは何回ミッドランドの妨害をすれば気が済むのか。
今回は期待してるドライバーもチームも一週目で追突されて全員消えたので悲しいレースでした。
マッサはチームの意向でミハエルに抜かれちゃうしロズベルグはなんか9台完走でトロロ相手に最下位だしそれによってミッドランドはコンストラクターで離されちゃうしルノーは不調だしでなんだか見所無かったなあ。
解説も去年のアメリカ並にグダグダだ。
順位のイレギュラー具合とかフェラーリの完璧な戦略とかレース自体は面白いんだろうけど全部個人的には興味ないチームっていうのがなあ。
マッサ二位で自己ベスト更新というのが唯一結果的には良かったと言うところだろうか。
でも生放送だからインタビュー完全カットなんだよなあ。うーん。

7月2日の日記

2006年7月2日
お菓子作りという趣味は犯した上に子作りまでしてしまうので淫猥極まりない

ブログや日記がむかつくのは一方的に言われてると勝手に錯覚するからだと思う
こういう場所の意見を絶対的だとか思わないでその人の掲示板とかでどんどん意見交換すればいいと思うお

7月1日の日記

2006年7月1日
http://www.disney.co.jp/onice/
うつくしい・・・

6月30日の日記

2006年6月30日
不気味だ
気持ち悪い

6月29日の日記

2006年6月29日
ひぐらしアニメの今やってる奴は主人公の明らかに人付き合いが出来てない理由とかがそこそこ出てきたりして狂気の演出がおもろいなーとか思ってたがいくらなんでもこのオチは爆笑
アニメの展開の速さが拍車を掛けていると思しき点もあるものの根本的にプロットが
ここまでくるともはや売りにしている「謎」自体がなんなのか謎
まあなんていうか変な魅力はあると思う

6月28日の日記

2006年6月28日
俺の知り合いが誰もセイザーXの話をしていない!
あれほどの名作がクリエイターの間で知られていないとは由々しき事態である。
しかし俺もおそらく存在するであろうその他の名作を見ていないのでどっちもどっちである。

最終回が神懸かり過ぎていたせいであのラスト15分だけで一ヶ月は語り続けられる気がするが、改めて凄いと思うのは前二作が子供向けにありがちな超常的な○○パワーで解決していたのに対して、セイザーXは変身もロボもあくまで未来の兵器に過ぎず、コスモカプセルについても超常的な力ではあるが、それが決定力になるケースはほとんどなく、あくまでメインキャラクター達の力で解決しているという点。
特別なパワーアップや演出をしているわけでもないのに、シナリオ上の主人公達の思いの強さで必殺技が超強力に見えるというのも素直に夢中になれる。
ほとんど変わらない演出なのに状況で全然違って見えるというのはすごくいい。
そして別れの演出に関して、最終回は視聴者との別れでもあるのであんまりみんなで集まって大団円ENDというのもちょっと置いてけぼり感があって寂しいんだけど、これをメインキャラがそれぞれ新しい道を歩むという形で視聴者の別れとメインキャラの別れをシンクロさせている点がすごすぎ。
俺なんかは結構テレビを醒めた目で見ている方だとは思うけど、この番組に関しては普通に彼らの仲間として俺も新しい道で新しい未来を作らなきゃ…!とか思ったし。
惜しむらくはこの番組にもっと若い頃に出会いたかったということでしょうか。

序盤のバカギャグを最後まで忘れず、なおかつそのノリを失わずにシリアスに展開していくストーリーというのはもう理想中の理想で最後まで見終わって(特に神最終回を見たがために)この作品が終わってしまう寂しさとこの作品の出来に完全に打ちのめされたことで相当へこんでしまって端から見たらあのギャグ特撮で何を言っているんだと思われるかも知れませんが、今まで見てきたあらゆるドラマの中でも五本の指に入るというか、この日記でも神脚本として取り上げた女王の教室あたりに匹敵する、あるいは余裕で上回るほどの人間描写に溢れているのです。
それでいて、一話一話のシナリオはあくまで子供向けとして演出している点がまた良い。
まあそう言った意味で一話毎に変化していく心情が描かれるのでとびとびで数話見てもギャグ物にしか見えない点はないとはいえないけれども。
結局の所何かというと誰も見てないので日記で語るしかないというわけです。

6月27日の日記

2006年6月27日
大人が見ても楽しめる作品ではなく
大人でも子供に戻って楽しめる作品が理想なんじゃないだろうか

ただ、その手の本当に良質な作品に出会うと
自分が本当に子供の頃に出会いたかったなという切なさがあるのが難

変に大人ぶらずに子供らしく楽しんでおくというのも子供の大事な仕事だったような気がします
一方子供に戻って帰ってくれないこんな大人はイマイチです。

//

あれ?
最近アクセス数が伸びまくってるんですけどまたどっかで晒されてます?
これだけ見てると言ってるにもかかわらずわざわざ見ていないところでやるっていうのは俺に見つかりたくないんだろうか。
だが俺の見ていないところは俺の興味のない分野であり、逆に向こうからも俺は興味のない人間だと思うので、俺を嫌わせる目的だとしても疑問が残る。
だとすれば俺を利用して荒らしたいという事だろうか。
その場合、結果的には俺は被害者という立場でありながらアクセス数を増やすことができ、一方的に利益を得るだけである。
ゲームが叩かれるのは俺の力不足でつまらんのが原因であって荒らしの功績ではないし、そもそも人の目に留まるだけでも作者としては苦労のいる行為なので、それを代行してくれるとはありがたいことである。

で、本題言っておきますけど、俺及び俺の大ファンの人のせいで迷惑を被った方がいらっしゃいましたら何らかの対処をしますのでご連絡くださいね。

あと晒されたスレッドを探して掲示板に貼るっていうのもドラゴンボールを探すようで面白いかもしれませんので是非やってみてください。
いっぱい見つけてくれたらなんかあげます。

6月26日の日記

2006年6月26日
>F1inカナダ
いつもよりCM等の編集がうまくて良かったと思います
生の方がうまいってお前
どうせ尺余ってるんだからインタビューまでやってよとは思ったけど
いつもの編集といいヒーローインタビューは軽視してるっぽい

それにしても間を取るためにどうでもいい特集をやるのはなんだ
まあ無視してたけど

とりあえず仲間にぶつけられながらも14位で完走したモンテイロは偉い
あとから見たら仲間にぶつけながら、が正確らしい
うーんまあ完走したのでやっぱりすごいということで

6月25日の日記

2006年6月25日
摂津山中に古寺在り
いつしか虚無僧の住みつきぬ
彼の者性は善にて人里に混じりては田畑を耕し
陽の落つれば尺八などを吹きて人の心を慰めけり
さてこの者古寺に一匹の番犬を飼いけるが
これをいたく愛でてけり
ある晩この者日課を終えて寝屋に入り微睡みし頃に
犬の吠えたてる声の聞こえしを訝しみて
こは何事ぞとて起きあがらんとすれば
暗闇に足音響きて近づきこの者の手を舐めてけり
故にこの者あはれ犬の人恋しける夜もあるものよとて
心許して眠りぬ
さて陽の昇りて起きれば古寺の仏具仏像全て跡形無く持ち去られぬ
虚無僧大いに驚きてふと外を眺むれば
見ゆるは犬の四肢を引き裂かれし骸なり
この者悲しみ彼犬を弔わんとて骸に近づけば
地に犬の血を以て
貴僧若醒 吾当殺汝
と書かれたる
徳の高ければ盗人たれども生を望むる事也

//

口裂けし女の事

医術の過ちにて姿形変わりたる女、その執心、此のものとなれり。
其のかたち、 耳元まで裂けたる口を布を以て隠し、其の声、われや、うつくしからんと鳴くと申しならはせり。

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